瞑想、マインドフルネス瞑想の勧め:
最近、TVや雑誌・書籍等で瞑想やマインドフルネスが話題になる事が多くなりました。我々日本人には、瞑想と聞くと仏教での座禅と結び付けなんとなく宗教色が強いですが、アメリカでは宗教と切り離して脳科学者・医療関係者らによる科学的解明が、この数十年間で行われてその効能がデータとして実証されています。瞑想やマインドフルネス瞑想は、心の安定・コントロール、ストレス低減、集中力アップ、判断力アップに役立つ事が解ってきました。
瞑想により脳の健康維持、脳力向上はもとより、脳の構造、遺伝子レベルまで変化するという事例も報告されています。瞑想は名詞でなく動詞です。知識でなく、それを自分で実践、やってみる事です。瞑想は脳に対するいわば脳トレです。筋トレはある程度習慣化しないと効果が出ないのと同様に脳トレも習慣化が必要です。しかし、いざ瞑想を実行しそれを習慣化するとなると、筋トレと違い色々な問題が生じてきます。「やり方がわからない」、「退屈だ」「うまく出来ているのだろうか」、「その効果も目に見えない、」等、、。
脳波センサーブレインリンクによる脳波測定:
人体の活動には何らかの電気的活動が伴います。その電気的活動は、体の各部の電位の変化として現れて、電気信号として取り出せます。心臓の活動が心電図として取り出せ、脳の活動は脳波として取り出せます。瞑想やマインドフルネスは脳の活動の一つであり、ある程度の領域に入ると脳波の信号の変化として現れます。この脳波信号は極めて微弱で外乱の影響を受けやすいため、装置が複雑、大型、高価になるうえ、測定する電極も多数あり取扱いが難しく、主に医療分野での利用に限られていました。
この医療用の脳波計を、最新のテクノロジーにより、一般の家庭で個人レベルでも手軽に使用可能な装置としたのが、この「脳波センサーブレインリンク」です。この装置はヘッドバンド型で極めて小型であり、電極は額の3点のみで非常に装着が簡単になりました。ブレインリンクは、生の脳波信号を周波数解析して、デルタ波、シータ波、アルファ波、ベータ波等の8つの信号に分解、さらにそれらから脳(心)のリラックス度と集中度を数値化します。これにより瞑想時での、脳(心)の状態が把握出来るようになります。
脳波信号のビジュアル化とゲーム的要素を加味したアプリ:
アプリは無料でダウンロードできます。脳波センサーからの脳波信号はブルーツース無線通信でスマホに送られ、スマホ上でそれらを入力信号としてアプリが走ります。用途、目的に応じてそれぞれ多彩なアプリが提供されています。そのアプリには、ゲーム的要素、ビジュアル画像、瞑想音楽、ヨガインストラクターの瞑想法ナレーション、脳波信号のグラフ表示等が織り込まれています。従って容易に楽しみながらトレーンングが出来ます。日々のトレーニング成果も記録され進捗管理が出来ます。植物栽培を行う瞑想アプリでは、トレーニングを怠ると植物が枯れてしまします。トレーニングへのモチベーションを高めてくれます。
瞑想トレーニングの習慣化:
毎日トレーニングを行い、瞑想を習慣化して下さい。たとえ短い時間でも続けることが大切です。ある程度の忍耐力も必要です。あなたの瞑想の結果が数字でその都度、評価されます。うまく行った時の心の感触、「ああ、こういう心の状態が深い瞑想に入っている時なんだ。」を実感して下さい。次回からは、もっと簡単に早く深い瞑想状態に入れます。逆に今日は、「何となく心が落ちつかないな、そのせいで瞑想の数値結果も良くないな。」と感じる日もあるでしょう。それはそれでかまいません。瞑想に良い、悪いはありません。行う事に意味があります。でも最低でも8週間続けて下さい。するとある日、「なんとなく、心や思考がはっきりしているな。」「最近ストレスが感じなくなったな。」「なんとなく心が落ち着いている。幸せを感じるな。」を体験するでしょう。
補足、参考: 瞑想方法による脳波信号の違い:
瞑想には色々な種類があり、その方法や意識の使い方も瞑想法により違います。この脳波センサーブレインリンクで扱う信号は、生の脳波信号を周波数分解した、デルタ、シータ、LHアルファ、LHベータ、LHガンマの8種類の信号レベルと、そこから導かれるリラックス度と集中度のレベルです。瞑想用のアプリでは、この信号の中で特にリラックス度のレベルに主眼を置いています。脳波信号の出方も各人により違いがあり、その時の心(脳)の状態にも影響を受けます。色々な瞑想法を試しその意識の入れ方とその時の各信号レベルの結果の相関をみて下さい。そして瞑想した後の心(脳)の状態を感じて下さい。おのずと自分に適した瞑想方法を見つける事ができるでしょう。